CE2

Russell, CEPL, §10(1) (chap.2)

CE2

あらゆる命題は〈主語−述語〉形式(おのおのの命題に一つの主語と一つの述語)に還元されうるか、という問いは、あらゆる哲学に、特に実体の観念を扱う哲学にとって根本的である。 実体…主語と述語の論理的観念から派生する ブラッドリーの論理学…命題は述語…

Russell, CEPL, §9 (chap.2)

CE2

以上の論述を正当化するために立てられる問題 すべての命題は、〈主語−述語〉形式に還元可能か 分析的諸命題はあるか、もしあるなら、それらは基礎的であり、単独で必然的であるのか 必然的諸命題と偶有的諸命題の〔ライプニッツ的〕区別の真の原理は何か 充…

Russell, CEPL, §8 (chap.2)

CE2

§8 命題…一つの主語が一つの述語を帰属させる〔同一律〕 主語…述語を含む 述語…主語を定義する 「実在する」は、実在する諸主語の観念に含まれない〔とりあえずは〕∴ 実在が主張されない限り、主語と述語の真理性の判断は分析的である 必然的な諸命題は分析…

Russell, CEPL, §7 (chap.2)

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第2章 必然的な諸命題と矛盾の法則 §7 ライプニッツ哲学は命題の分析から始まっている。『形而上学叙説』が書かれた1686年1月には、彼のシステムは完成しており、その後大きな修正はない。 1686年頃の重要な論述(第2-5章) 明示的にはアルノーにあてた文章…